銘柄情報 ※2024年08月12日時点
こんにちは、朝乃永遠です
第5回、銘柄分析
今回の銘柄は『GENDA』さんです!
GiGOを運営しているところだね
2018年に創業、2023年に上場し、2040年に世界一のエンターテイメント企業になることを目指しているそうです
面白いね~
2020年12月、コロナの影響で赤字になったセガのゲームセンター事業を買収したことで有名なのではないでしょうか
知らなかった~
実は私も知らなかったです(笑)
セガのゲームセンター、見ないなぁとは思ってましたが……
M&Aで大きくなっていくタイプかな?
目の前はアミューズメント施設の事業を伸ばしていくようですね
最近のゲームセンターってプライズゲームが伸びてるみたいだね
クレーンゲームなどですね
ホロライブとのコラボもあるので、ゲームセンターに行かない私でもGiGOの名前は知っていました
それではちょっと数字の方を見ていきましょうか
ちなみに今回は仮定の話が多くなるので、あまり分析という感じはしないかもしれません
ご了承ください
基本情報
証券コード:9166 GENDA
市場:東証グロース
時価総額:1277億
株価:1675円
予想PER:26.9倍
業績情報
売上 | 前期比 | 営業利益 | 前期比 | 純利益 | 前期比 | EPS | |
2022/01 | 38,111 | 4,024 | 2,727 | 39.6円 | |||
2023/01 | 46,091 | 21% | 4,244 | 6% | 3,494 | 28% | 50.7円 |
2024/01 | 55,697 | 21% | 5,370 | 27% | 4,178 | 20% | 60.6円 |
2025/01予 | 100,000 | 80% | 7,000 | 30% | 4,300 | 3% | 62.4円 |
今期、売上が急拡大の予定ですね
こんなにいきなり伸びるの?
前期M&Aの貢献とすでに発表分のM&A分が乗ってくるとなっていますね
この業績予想発表後にもM&Aの開示がありましたので、さらに上振れる可能性が高いです
さらに方針として、1株利益が伸びるM&Aをしていくとありますので、売上だけを追っているわけではないというのが良いところですね
でも、利益があんまり伸びてないような……
純利益に関しては前期まで減税があったようですね
それが今期からは通常になるそうです
あと、M&Aをしていくと、営業利益がのれん償却の影響で小さく出るそうで、GENDAではEBITDAとCASHEPSを重視しているみたいですね
そのあたり私はあまり詳しくないので、ご自分で調べてみてください(笑)
ちなみにEBITDAは、2024年の約81億から2025年の約130億へ伸びる予想のようです
約60%の伸びですね
目標とする株価の計算
それでは目標株価を計算していきましょう
まずは想定PERだね
会社方針で中計を出さないそうなので難しいのですが、
まずは前期末のPERが約25倍だったのでそれを使いたいと思います
次は、どんな高成長企業も中長期的には20%成長が限界という説をもとに、
私の好きなPEGレシオ=1を使って20倍にしたいと思います
そして3つ目は、2040年に世界一のエンタメ企業を目指すというところから考えてみたいと思います
詳しくは後で
目標株価1
まずは会社予想のEPSとPER25倍で計算してみます
2025年1月期 予想EPS62.4円 × PER25倍 : 1560円
そしてこちらは仮に2026年に、今期のEBITDAと同じく60%成長した場合です
そのままEPSを1.6倍しています
2026年1月期 予想EPS99.84円 × PER25倍 : 2496円
目標株価2
こちらはペースを少し落とし、年平均成長率を20%、PERを20倍とした場合です
2025年分のみ会社予想です
2025年1月期 予想EPS62.4円 × PER20倍 : 1248円
2026年1月期 予想EPS74.8円 × PER20倍 : 1497円
2027年1月期 予想EPS89.76円 × PER20倍 : 1795円
目標株価3
こちらは2040年に世界一のエンタメ企業になるという野望を元に計算してみたいと思います
世界一ということは、ネットフリックスとかディズニーとかも抜くってこと?
何をもって世界一とするのかはわかりませんが、とりあえず時価総額で考えてみたいと思います
実現すれば少なくともエンタメ業界の世界トップ集団になるはずですからね
ざっと調べた感じ、現時点でネットフリックスやテンセントが約40兆円、
ディズニーが約20兆円ですね
日本だと、ソニーが約15兆円、任天堂が約10兆円です
ソニーは半導体や金融などもそこそこ比率があるので、ここでは任天堂の10兆円を目標としてみましょう
いったん目標の方は成長しないということで計算するね~
下に比較表を掲載します
GENDA | 任天堂 | 比率 | |
売上 | 1000億円 | 1兆3500億円 | 13.5倍 |
営業利益 | 70億円 | 4000億円 | 約57倍 |
純利益 | 43億円 | 3000億円 | 約69倍 |
時価総額 | 1277億円 | 10兆1311億円 | 約79倍 |
2025年から2040年の間に追いつこうとすると、年平均成長率33.85%となります
さすがに厳しいんじゃない?
これだけの成長率を、これだけの期間続けるというのはちょっと現実的ではないかもしれませんね
後半になるほど、買収相手も大きくなっていきますし、それこそソニーやテンセントと競うことになるかもしれません
では一応下に、毎年33.85%ずつ時価総額が成長した場合の推移を載せておきます
年度 | 時価総額(億円) |
2025年 | 1,277 |
2026年 | 1,709 |
2027年 | 2,288 |
2028年 | 3,062 |
2029年 | 4,099 |
2030年 | 5,486 |
2031年 | 7,343 |
2032年 | 9,829 |
2033年 | 13,156 |
2034年 | 17,610 |
2035年 | 23,571 |
2036年 | 31,550 |
2037年 | 42,229 |
2038年 | 56,524 |
2039年 | 75,657 |
2040年 | 101,267 |
今100万円を投資すれば、2040年には7900万円になってるってことだよね
単純計算ではそうですね
ただ、恐らく新株の発行などもしてくると思いますので、ある程度希薄化は避けられないと思います
まとめ
いかがでしたでしょうか
夢はあるけど、本当にうまくいくのかなぁって思う
ですね
堅実な成長を計算してしまうと、ちょっと割高に見えるのは事実だと思います
ただ、経営陣が優秀な印象を受けます
金融のプロらしいので、お金の動かし方などはとても上手です
会計上の金額よりもキャッシュフローを意識しているようで、
M&A後も利益を拡大するのが早いです
さらに、バックにはミダスキャピタルという会社がいて、ここからお金や人の支援を受けているようです
単独ではなく、企業群で戦うということらしいですね
ゲームセンターの運営では止まりそうにないね
今はアミューズメント施設をプラットフォームととらえ、そこで提供するものをコンテンツとしているようです
そして今後はIPの創造も手掛けていくのでしょう
世界一とは夢のような話かもしれませんが、夢を見ないと夢は叶いません
大きな野心を持って挑戦してくれる数少ない企業だと思います
現段階で割安だとは思いませんが、極端に割高でもありません
これだけのポテンシャルを持った企業です
夢を見て、資産の一部を振り分けても良いかもしれませんね
それでは今回はこのあたりで
次回もよろしくお願いいたします!
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